【新車で買えるのは3車種のみ】絶滅危惧種の国産ステーションワゴン…SUVやミニバンに受け継がれるその“血脈”とは
バブル期に花開いたステーションワゴンブーム
ステーションワゴンと言えば、どんな形状のクルマを思い浮かべますか? 日本では長い間、セダンボディからの派生で、ボディ後半の荷室を大きくした商用車、いわゆるライトバンのイメージが強かった時代がありました。
欧米では歴史的にそれらを乗用車として使用し、週末のレジャーに用いる車両として生活の余裕を感じさせるクルマだったわけですが、まだまだ多くの日本人の目には、ステーションワゴンのある生活=余裕のある生活とは映らなかったのです。
そうした歴史的背景から、セダン系車種のボディバリエーションとしてステーションワゴン/バンは多くの車種に存在はしていましたが、乗用車の主流のひとつとはなっていませんでした。
けれど、バブルの影響で余暇を楽しもうとレジャーブームが起きると、1989年に登場した初代スバル「レガシィツーリングワゴン」などがリードした一大ステーションワゴンブームが湧き上がりました。
冠婚葬祭にはピッタリだったセダンの堅苦しさを脱ぎ捨て、アウトドアに遊びに行くためのアクティブで楽しげ、かつ普段も使えるクルマとしてステーションワゴンは広く受け入れられたのです。
この現象は、バブル期までは仕事帰りでなくともデートにスーツを着ていくのが当たり前だったのに対し、その後はカジュアルなスタイルで出かけるのが当たり前になったのと似ていると思います。セダンは革靴、ステーションワゴンはスニーカーのイメージでしょうか。
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