究極のアルピーヌA110 R ULTIME(ウルティム)の受注を開始。価格はアルピーヌ A110 R ULTIMEが4200万円! アルピーヌ A110 R ULTIME LA BLEUEが5200万円!!

値段も性能も史上最高のA110

アルピーヌ70周年を記念した770台の限定車A110 70が最後のガソリンA110かと思ってましたが、まだ隠し玉がありました。

アルピーヌA110史上最も高性能で、エクステリア、インテリアをオートクチュールの一着のように好みの仕様に仕立てることができる究極のA110モデル アルピーヌA110 R ULTIME(ウルティム)と、このアルピーヌ A110 R ULTIMEのボディにアルピーヌブルーのグラデーションカラーをハンドペイントし、特別なブルーレザーで統一したインテリアを組み合わせた特別仕様の「LA BLEUE(ラ・ブルー)」の受注を、6月12日(木)から、全国のアルピーヌ正規販売店で開始します。

と、アルピーヌジャポンから発表されました。アルピーヌ A110 R ULTIME は世界110台の限定モデルで、内15台が「LA BLEUE」です。価格は、アルピーヌ A110 R ULTIMEが4200万円、アルピーヌ A110 R ULTIME LA BLEUEが5200万円。リサイクル料金は9980円ってすごくお安く感じますね。

 

販売方法は、6月12日(木)から7月27日(日)までにアルピーヌ正規販売店で所定の期限内に購入申込み手続きを終えることだそうです。

更にリリースによると、

アルピーヌ A110 R ULTIME のプロジェクトは、当初はプロトタイプのみが作られる計画で始まり、その後開発チームの「唯一無二の究極のロードゴーイングカーを作ろう」という情熱によって、市販化へ向けたプロジェクトへと発展することとなりました。このプロジェクトの実現には、アルピーヌの市販車製造ノウハウと、アルピーヌ レーシングのレースを通じて培ってきた技術が大いに生かされています。
搭載される 1.8L 直噴ターボエンジンは、他のアルピーヌモデルとは異なり、高性能スパークプラグ、鍛造ピストン、強化コンロッドといった、アルピーヌ A110 GT4 レースマシンで使用される専用キットが組み込まれ、高性能化を果たしています。ターボは、大径化と新設計のコンプレッサーホイールの採用、軽量化されたタービンの採用で、過給効率とレスポンスが大幅に向上しています。これらの変更に合わせた ECU マッピングの最適化によって、このエンジンは最高出力 325ps/6,000rpm、最大トルク420N・m/3,200rpmを発生します。
組み合わされるトランスミッションは、高トルクに対応し、シフトマッピングに専用のチューニングが施された、新しい6速DCT です。また、トラクション性能を高めるために、トルセンLSDを新たに装備しています。

前輪のスプリングとアンチロールバーは、アルピーヌA110 R ULTIME に最適化され、4輪すべてに車高調整機能と伸・縮2ウェイ減衰力調整機能付Ohlins TTXダンパーが採用されています。
ブレーキシステムは、AP レーシング製バイマテリアル 330 ㎜ディスクを組み合わせた専用システムで、高性能ブレーキパッド、新設計の冷却ダクトにより、性能が大幅に強化されています。ABS、ESC(横滑り防止装置)にも専用のチューニングが施されています。
新しいデザインの専用鍛造ホイールは前輪が 18 インチ、後輪が 19 インチで、専用開発のミシュラン パイロットスポーツ カップ 2 が装着されます。
さらなるダウンフォースを得るために、エアロダイナミクスも見直されました。フレキシブルフリップフロントスプリッター、フロントバンパーフィン、エアダクト付ボンネットによって、フロント部のダウンフォースはアルピーヌ A110 Rに対して120㎏(275㎞/h時)増加しました。フロントに搭載されているインバーテッドラジエーターを通った空気もボンネットのエアダクトから排出され、空力効果を高めます。
新設計のリアスポイラーとダックテールスポイラーにより、リアの安定性が向上し、センターフィン、リアディフューザー、サイドフリックにより空気抵抗と空力バランスが最適化されています。リア部のダウンフォースは、アルピーヌA110 Rに対して40㎏(275㎞/h)増加しました。
アルピーヌA110 R ULTIMEは、アルミシャシー、アルミボディワーク、カーボン製のフロントボンネット、ルーフ、リアフード、リアスポイラー、アクラポヴィッチ製チタンエキゾーストなどにより、徹底的な軽量化を図り、運動性能の向上を目指しました。その結果、車両重量は 1,120 ㎏を達成しています。

理想の A110 を創るアトリエ アルピーヌ、アトリエ シュル メジュール アルピーヌ A110 R ULTIMEには、自分だけの理想の A110を創ることができる、アトリエ アルピーヌと、カスタムメイドを意味するアトリエ シュル メジュールの、ふたつのオプションプログラムが用意されています。
アトリエ アルピーヌは、27 色のボディカラー、4 色のアルカンターラインテリアとブラックマイクロファイバーインテリア、3 色のホイール、7 色のブレーキキャリパーから、好みの色を組み合わせることができるオプションプログラムです。その組み合わせは、5,670通りにも及びます。
アトリエ シュル メジュールは、アルピーヌ、最高級皮革を使用した美しい家具で知られる Poltrona Frau(ポルトローナ フラウ)、そしてSabeltのデザインチームが手掛けた、先進的で独創的なインテリアデザインを提供します。センターコンソール、ダッシュボード、ステアリングホイール、ドアトリムを含むフロアからルーフまで、10色のレザーと、アトリエ アルピーヌに設定されている 4 色を含む13 色のアルカンターラを組合せてカスタマイズすることができます。
アトリエ シュル メジュールでは、ボンネット、ルーフ、ルーフアーチ、リアフード、フィン、スポイラーなど、カーボンパーツとほとんどのエアロパーツをそれぞれ個別に選択したボディカラーに塗装することが可能です(フロントスプリッター、サイドスカート、エクステンデッドディフューザーを除く)。

アルピーヌ A110 R LA BLEUEは、エクステリアカラーに「ブルー アルピーヌ」と「ブルー アビス」をハンドペイントによるグラデーション塗装されるのだそうです。インテリアにも及び、Poltrona FrauとSabeltのデザインチームの手による特別なブルー レザーで統一されています。

出力は当初の252psから、ついに325psまでアップされていますが、かなり特別な組み方、バランス取りなど行われているのではないでしょうか。重量は、ベースのA110と変わらずとなっていますね。また、タイヤは専用開発のミシュランパイロットスポーツカップ2で、 フロント225/40ZR18、リヤ255/35ZR19とついに後輪に19インチを履くことになりました。しかし、カーボンホイールではありませんね。

最後の最後に出てきた究極のA110。とんでもない価格にも思えますが、究極のメーカー純正コンプリートチューニングカーと思えば、性能や保証を考えるとリーズナブルかも。また、これまで販売してきたベース車の値段が安すぎたのかも知れません。余裕があればガレージに保管したくなる1台ですね。

【アルピーヌ A110 R ULTIME テクニカルデータ】
最高出力: 325ps/6,000rpm
最大トルク: 420N・m/3,200rpm
車両重量: 1,120 ㎏
パワーウェイトレシオ: 3.45 ㎏/ps
タイヤサイズ: 前 225/40R18、後 255/35R19
タイヤ: ミシュラン パイロットスポーツ カップ 2(専用開発)
※数値はすべて欧州仕様値かつ参考値です。

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