パリモーターショーが、2024年10月15日(火)から20日(日)まで、ヴェルサイユ宮殿で開催されます。こちらに展示されると言われるアルピーヌA390に関する動画がYouTubeに続々アップされています。
アルピーヌA390は、4ドアクーペながら、ルーフは低いフォルムながら、地上高がやや高く、ルノー・アルカナに近いかもしれません。
アルピーヌブランドらしく、流れるようなフォルムと、走りを楽しめるシャシーを兼ね備えたBEVであることは間違いなさそうです。
ただ、今回発表されるのは、各メディアでスクープされている市販モデルとはやや違っています。ピラーの細さ、前後の灯火類など、さすがにこのまま発売するモデルではないだろうと思われ、あくまでもデザインに対するティザーモデルということなのではないでしょうか。
フル電動化へブランドとして、A290に続く第2弾というわけです。
ちなみにA290は、2024年6月13日にル・マン24時間レース会場で、アルピーヌ初の電動モデルとして発表されました。目指したのは、アルピーヌを特徴付けるパフォーマンス、敏捷性、ライトウェイトの3つの要素を備えた電動スポーツモデル、とされています。2ボックスタイプのコンパクトカーであり、見た目にはかつての人気を誇ったルノー5(サンク)をモチーフにしているのは明らかです。とすると、5ターボの再来?と期待してしまいますね。少なくともシャシーはアルピーヌスポールとなっていますから、こちらも楽しめるクルマとなることは間違いなさそうです。
発表されている主要諸元は以下の通り。
【アルピーヌ A290主要諸元】
全長: 3,990㎜
全幅: 1,820㎜
全高: 1,520㎜
ホイールベース: 2,530㎜
車重: 1,479㎏
前後荷重比: 57:43
荷室容量: 300から326リッター(グレードによる)
最高出力: 130kW(180hp)から160kW(220hp)
最大トルク 285N・mから300N・m
バッテリー容量: 52kWh
トランスミッションタイプ: リダクター
シャシー: アルピーヌ スポール/バンプストップ&マルチリンク リアサスペンション
駆動方式: FF
最小回転直径: 10.2m
アルピーヌA390,市販モデルは2025年に登場と噂されています。
(文:小林 和久)
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