■雪国の取引先のために発想した命を守る新製品
「冬に使いたくなるマフラーってな〜に?」となぞなぞを出題したくなる製品を、マフラーの老舗メーカー「フジツボ」で発見しました。
サイドに「藤壺純豆腐店」と書かれたAE86白黒パンダレビンのマフラーエンドは、パイプが上方へ向け延長するパイプが取り付けられ、その先っちょは逆に360度近く向きを変え地面方向へと向けられています。
新しいチバラギスタイルをフジツボが提案か?と思ったら大違い。
なんとこれ、雪国で大雪のために車が埋もれてしまい、一酸化炭素が車内に逆流してしまう事故を防ぐという目的のもの。人の命を救うことができるかも知れません。
装着はノーマルマフラー(出口口径30〜40φ)にシリコンホースをアダプターとして使用し、差し込むだけ。材質は、トヨタ純正マフラーなどにも使用するようなステンレス製なので、もちろん品質は間違いなし。
そもそもこの発想が生まれることになった背景には、そもそもマフラーの磨き加工などを行ってもらう金属加工業者が燕市や三条市などの新潟に多くあり、その地域の方々に使っていただこうということから始まったのだそうです。
東京オートサロン2025会場で、説明員の方によると、この展示を見たお客さんの中には「あー、これさえあればあの人も助かったかも知れないのに…」という生の声も聞こえてきたとか。
冬に使うマフラーといえば、これからは首に巻くものだけでなくだけでなく、このアイテムも思い出して下さい。
●製品スペック
製品名称:SNOWKEL(スノーケル)
製品番号:070-20001
接続可能出口口径:30〜40mm
価格:1万2980円
(小林和久)
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