CX-5ディーゼルのラストチャンス
国内でもグローバルでもマツダ車のおよそ4台に1台がCX-5が、フルモデルチェンジして2026年5月21日、綾瀬はるかさんのマツダブランドアンバサダー就任と同時に国内で発表されました。3代目となる同モデルは、2025年7月に欧州で発表されたので、ずいぶん待たされた気がしますが、そのひとつに、欧州N-CAPの基準に合わせたタイミングで欧州では早めに公開されたことと、国内ではCX-60の登場時に、「乗り心地が硬すぎるのでは?」という話題が先行して広まったことを踏まえ、今回は慎重を期して、時間をかけたのではないか、と個人的に思っています。
それほど慎重になった乗り心地は、驚くほどソフトになっていました。いやー、マツダ車じゃないみたい。街中ではトヨタの乗り心地に近いと思いました。ワインディングではどなんでしょう?そのことをCX-5の山口浩一郎主査にお聞きすると、「ちゃーんとそのへんの走りの楽しさは残してありますよ!」と自信満々。プライベートでは山口主査はRX−7カブリオレ、RX-8の2台のロータリー車を所有する「マツダらしい」クルマ好き(笑)。そんな主査が言うんだから、間違いないでしょう。早く峠で乗ってみたいですね。
さてもう一つ気になるのが、新型CX-5にはディーゼルがラインアップされないこと。来年2026年にはSKYACTIV Zとハイブリッドを組み合わせたパワーユニットが搭載されるというけれど、あまり具体的なエンジンの詳細は聞こえてこない。これまたSKYACTIV Xのようにならぬよう、慎重な導入が予想され、早々の登場とならないのでは? いずれにしても、日本ではガソリンは軽油より高いので、その分まで燃費で上回ってほしいと思うのが人情ってものです。
ところで、2代目CX-5には、昨年10月に「XD Drive Edition」というディーゼル推しのグレードが追加されました。CX-30、CX-60、CX-80と同様のグレードで追加展開されたので、もしかすると3代目CX-5発売後も、しばらくこのモデルだけは販売され続けるのでは?と思っていましたが、残念ながら2代目ディーゼルモデルは2026年6月を持って生産終了が決まっているそうです。これまでのマツダらしい走りとディーゼルが絶対に好きって人は、ディーラーへ駆け込めば、まだ間に合うかも知れません。
「もしかして希少価値から中古価格が上がるのでは?」との予想もなくはないでしょうけど、それを狙って投資するほど……ではないでしょうね。
(小林和久)




















