マツダ好きでも知らないかも?「MAZDA TRANS AOYAMA」にマニアックなエンブレムがあった!

入場無料で誰でもぶらりと行ける「マツダトランスアオヤマ」

マツダが、「ブランド体感施設」という「MAZDA TRANS AOYAMA(マツダ トランス アオヤマ)」を、2月6日(木)にオープンしたとのことで行ってきました。

MAZDA TRANS AOYAMA

MAZDA TRANS AOYAMA

場所は港区南青山、ホンダ青山本社と同じ国道246号線、いわゆる青山通り(=調べてみると三宅坂から明治通り交点までの区間だそうです)沿いで、日本でも有数のお洒落で華やかな地域と言っていいのではないでしょうか。

MAZDA TRANS AOYAMA

MAZDA TRANS AOYAMA

場内は2階建てで、1階が車両などの展示スペースとカフェ販売カウンター、マツダオリジナルアイテムなどを販売するコーナーとなっており、取材当日は1階にロードスター35周年記念限定車と、ICONIQの赤が展示されていました。2階は主にフリースペースとなっており、特別1階でコーヒーなどを買わずとも利用することができるそうです。ミニカーやエンブレムなどの展示もありますが、現在はリサイクル品を使用した絵画のアート作品が展示されていました。そのアート作品などの展示は順次変わっていくとのことです。

MAZDA TRANS AOYAMA 2F

MAZDA TRANS AOYAMA 2F

現在のアート作品展示は、リサイクル業者がお声がけして集まった人たちが手掛けた「捨てられるもの」を利用したアート作品。趣味のスケートボードを廃棄するときの割れた板を見せるものや、感熱紙のレシートを使って大きな絵に仕上げたりと、良く見ないとなんだかわからない作品ですが、意味を知ると奥深いのが理解できます。

場所柄、おしゃれなお姉さまたちやフリーWi-Fiとフリースペースを求めたネクタイをしない系のサラリーマンやフリーランスっぽいお仕事中の人、ふらりと立ち寄った大学生などの中に、マツダファンあるいは車好きとして来てるんだなと言う人たちが混じっている感じでした。

いくつ知ってる? 歴代マツダレア車エンブレムコレクション

マニアックなものとしては、古いマツダ車のエンブレムがずらりと縦に並んでいる展示があります。

コスモスポーツプロトタイプ

コスモスポーツプロトタイプ

僕も知らなかったのが一番上にありました。コスモスポーツのプロトタイプ時代に400cc×2ローターの合計800ccロータリーエンジンを積んでいた頃のエンブレムだそうです。402の数字は400cc2ローターを表してたようです。

パークウェイ

パークウェイ

パークウェイはマイクロバスですが、何と言ってもロータリーエンジンを搭載したモデルがあったのが特徴です。

R360

R360

R360はマツダ最初の乗用車、R360クーペです。昔は筆記体のエンブレム多かったですよね。それまでマツダは東洋工業という3輪トラックメーカーだったわけですが、2人乗りのクーペで乗用車市場に参入したわけです。今思えば、ロードスターやRX-7を産んだ土壌はこの頃からあったのかもしれませんね。

キャロル

キャロル

初代キャロルのエンブレムも筆記体でした。

シャンテ

シャンテ

キャロル生産終了後のマツダ軽乗用車として登場したシャンテ。ロータリー搭載する計画もあったようですが、1代限りの名前でした。

ファミリアロータリークーペR100

ファミリアロータリークーペR100

ファミリアロータリークーペの輸出名がR100でした。北米のマスキー法もクリアしたロータリーエンジン搭載車でした。

RX-2

RX-2

初代カペラの輸出向けロータリーエンジン搭載車がRX-2でした。

ファミリアプレスト

ファミリアプレスト

2代目ファミリアのちょっと上級版を目指したのがファミリア・プレスト。カローラ、サニーに対抗するちょっといいファミリーカーを目指した車でした。

B1600

B1600

ピックアップトラック(日本名プロシード)は、Bシリーズとして北米やオーストラリアなどでむしろ日本よりも多く愛されたのかも知れません。これは2代目の1.6リッターレシプロエンジンを搭載したものだと思われます。というのも、13Bを搭載したロータリーピックアップも存在したのでした。

ルーチェ13B

ルーチェ13B

マツダのロータリーエンジンは、市販型はコスモスポーツの10A型に始まり、12A型、13Aなどと続き、ハウジングを変えたB型へと進化しますが、こちらはその13Bが始めて搭載された2代目ルーチェに装着されたもののようです。

とまあ、マニアックなものとしては、旧車やレア物など様々なミニカーが展示してあったりしますが、一目散に目ざとくそこへ向かっているのはマツダファンやクルマ好きですぐに見分けがつきます。

それでも中には、20代であろう若い女性が係員さんに熱心にロードスターのことでお話しを聞いていたりして、車の展示場としてもきちんと機能しているようです。

カフェは広島と関連あるメニューが楽しめます。今回は広島レモンを使ったレモンスカッシュと、ローターのおむすび型をしたフィナンシェをいただきました。フィナンシェは思った以上にしっとりして、バターがふんだんに使われ美味しかったです。レモンスカッシュのレモンは皮ごと食べることが可能です。

HIROSHIMAチェア

HIROSHIMAチェア

ちなみに、この写真のチェアは展示物でなく座ることができる、広島のマルニ木工製のHIROSHIMAチェアです。お値段は12万6500円〜ということですので、ぜひ試しに座ってみてください。

現在展示中のアイコニックは、手が届きそうな距離で誰もが見ることができます。アイコニックの展示予定は2月23日までで、その後はCX-80になる予定とのこと(変更になる可能性あり)。気になる方は、じっくりと眺めに行ってください。

MAZDA ICONIC SP

MAZDA ICONIC SP

■MAZDA TRANS AOYAMA概要

名称: MAZDA TRANS AOYAMA
所在地:東京都港区南青山5丁目6-19
営業時間:午前8時30分~午後6時30分 (午前8時30分~午前10時00分 1Fカフェのみ営業)
定休日:月曜日
問い合わせ:03-6450-6691
HP:https://www.mazda.co.jp/experience/mazda_trans_aoyama/

内容:
カフェスペース
期間限定のギャラリー作品の展示 (ACTA+の作品)
実車展示(市販車、コンセプトカー、歴代のマツダ車など)
ロードスター試乗体験 など

(小林和久)

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