ルノーE-Techフルハイブリッドに1.8リッター、160psバージョンが登場

日本のハイブリッドよりE-Techは楽しい!

ショックを感じさせずシームレスな変速と低燃費、それに運転する楽しさを兼ね備えているのがルノーのE-Techハイブリッドだと思います。

Renault Captur

Renault Captur

F1参戦による技術の蓄積を市販車へフィードバックさせたエンジニアリングで、1.6リッターNAエンジンとドグミッション、電動モーターの組み合わせのみでしたが、この度、1.8リッターエンジンと組み合わせた新しいE-Techがフランス本国で登場しました。

Renault Symbioz

Renault Symbioz

システム合計の出力は140psから160psへとパワーアップ。駆動用バッテリーも、従来の1.2 kWhから1.4kWh(230V)へと容量もアップ。シンビオズ(Symbioz、キャプチャーのひとクラス上のSUV)とキャプチャー(Captur)に搭載され、燃費は4.3L/100km(23.3km/L)で、(従来モデルは4.7L/100km=21.3km/L)となっています。

Full hybrid E-Tech 160 hp powertrain

Full hybrid E-Tech 160 hp powertrain

Full hybrid E-Tech 160 hp powertrain

Full hybrid E-Tech 160 hp powertrain

トルクは従来型より25%向上(エンジン単体で22Nm増の172Nm)。約2000rpmの低回転域で最大トルクを発揮し、特に発進時、加速時のパフォーマンスとレスポンスアップを実現。キャプチャーでの0-100km/h加速タイムは従来の10.6秒から8.9秒に短縮。シンビオズでは、従来の10.6秒から9.1秒へと向上しています。

また、E-Techはストロングハイブリッドですが、シンビオズには、マイルドハイブリッドもあります。1.3リッター4気筒ターボチャージャー付き直噴ガソリンエンジンに、マイルドハイブリッドのためのスターター・オルタネーターと12Vリチウムイオンバッテリーが搭載されます。6速マニュアルが組み合わされ、1750〜3500rpmで最大トルク260Nmを発揮し、WLTP燃費は5.9L/100km(16.9km/L)となっています。

Mild Hybrid 140 hp powertrain

Mild Hybrid 140 hp powertrain

フランス本国での税込み価格は、キャプチャーが2万6400〜3万4700ユーロ(約430万〜565万円)、シンビオズが3万3400〜3万8400ユーロ(543万〜625万円)で、受注開始は5月6日で、納車は2025年7月初旬の予定とのことです。

日本のお家芸のハイブリッドですが、個人的にはE-Techのほうが好きです。運転して楽しくて、変速ショックもまったく感じません。パワーアップしたE-Techに早く乗ってみたいものです。

(小林和久)

関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

3D撮影サービス

最近の記事

  1. ヤマハもヤマハを応援! 1955年7月1日生まれのヤマハ発動機が70周年を迎えました

  2. 小林彰太郎さんってどんな人? 山口京一×加藤哲也、鈴木脩己、夢の共演で語ってくれました

  3. 1990年のバブル絶頂期、ヤマハミュージックとヤマハ発動機がマリンオーディオでコラボした製品があった

  4. 59歳の新入生。還暦までに大型バイクに乗りたい! 60歳前後の大型二輪免許取得のコツは? 料金は? 時間は?

  5. 今度のワーゲンバスはバズるか? VW ID.Buzz(フォルクスワーゲン アイディー・バズ)ついに日本で発売

  6. ヤマハ発動機がレーシングカート事業から撤退し、ロボティクス事業に注力

  7. WEC第4戦ル・マン24時間耐久、#95 UNITED AUTOSPORTS & McLarenは、突然の駆動系トラブルで無念のリタイアを喫す

  8. 究極のアルピーヌA110 R ULTIME(ウルティム)の受注を開始。価格はアルピーヌ A110 R ULTIMEが4200万円! アルピーヌ A110 R ULTIME LA BLEUEが5200万円!!

  9. ヤマハの電動小型特殊車両「DIAPASON(ディアパソン)」に乗って気付いた大東さんが目指すこれからのメーカーのあるべき姿

  10. アルピーヌA110でのサーキット走行を初体験しました

Content contributor

TOP